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第9回教区里親会会長及び代表者会議 開催


立教180年2月25日(土)「第9回 教区里親会会長及び代表者会議」が川原城会館で開催された。これまで「教区リーダー研修会」として開催してきたが、すでに半数の教区で里親会が発会し、それぞれに会長がいることから、今回より「リーダー研修会」という名称を変え「会長及び代表者会議」とした。また、このたび天理教里親連盟として独自の養育プログラム「TFA(天理教里親子育てプログラム)」を開発したことから、今回の会議は「TFA紹介講座」として行われた。



 
13時より郡川連盟委員の司会により親神様・教祖・みたま様遙拝、谷口委員夫人による里親信条唱和から始まり、開会挨拶として板倉知幸社会福祉課課長が挨拶に立たれた。




板倉課長は「お道の中で社会で大きく活躍しているのは災救隊と里親であり、ことに里親は社会の中でお道がしめる割合が非常に高い」と話を始め、「世間の里親とお道の里親を比較してはいけないが、お道の里親は養育の基盤に教えがあり、こうした里親会などの交流の場があり、里親に適した環境があるといえる」とし、「みちのだい」誌に掲載された里親の話などを例に挙げながら、「今回の研修を実際に活用していくことは簡単なことではないが、是非各教区に持って帰って、養育のスキルを上げていただきたい」と話を結ばれた。




続いて、鈴木委員より、里親連盟会員限定のメーリングリスト開設の説明がなされた。


 
 

そして、このTFAの開発に最も深く関わった杉江連盟委員によって、「TFA紹介講座」が始まった。まず、

1、「はじめに」と題して、こうした研修会の必要性が述べられ、次に

2、「TFA開発の経緯」として、天理教里親連盟独自のプログラムが開発された経緯が述べられた。そして、

3、「特徴」として、他の研修プログラムと比べての特徴が話され、

4、「TFA概要」として11の養育テーマと33の養育スキルで構成されていることが述べられ、

5、「活用方法」として、この講座を実際に活用して行くにはどうしたらよいかが述べられ、そして実際に、

6、「TFA紹介講座」ということで、養育テーマである「伝わりやすい指示」と「リフレーミング」が取り上げられて、ロールプレイも交えながら講座が進められた。次に、

7、「今後の展望と課題」として、まだ試験段階であるTFAを、今後どのように完成させていくか展望とその課題が述べられた。

8、「おわりに」として、里親連盟会員が今後TFAをもって地域の子育てに関するエキスパートとして、青少年のおたすけ活動を積極的に展開していこうと、講座は締めくくられた。









天理教里親連盟では、さらに研究と討議を重ね、さらなる改良を加えて、できるだけ早い時期に「TFA」の完成版を世に出したいと考えている。



こうして「第9回 教区里親会会長及び代表者会議」は最後に連盟委員長である杉山委員長から挨拶があり、16時15分に閉会した。


 
その後同会場で16時45分より交流会が持たれ、参加者一同忌憚なく意見を出し合い交流し、18時に全てのプログラムを終了した。

なお今回の参加者は会長及び代表者会議72名(うち子ども10名)だった。





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