2015年11月16日月曜日

CSP幼児版紹介講座





立教178年9月25日(金)9時30分より、河原城会館1階講堂を会場に「イライラしない子育て─CSPと里親活動─」と題して、杉江健二里親連盟委員を講師として開催した。

杉江委員は親子二代40年に渡る里親活動の経験をもとに、時折アクティビティやスキル練習を交えながら、約二時間半の講演を行った。

両親が里親を始めた頃(杉江委員の子供の頃)、預かった里子の多くは非行児童であった。ところが現在は被虐待や発達障害を持った児童が多くなるなど、預かる里子の様相も変わり、叱ったり怒ったりという以前なら通用したことが最近は通じなくなり、非常に育てにくさを感じるようになったという。




総じて
・コミュニケーションがとりづらい。
・何度言っても問題行動が変わらない。
・ 怒鳴ったらダメ、脅したら尚ダメ

このようなことからこれまで感じたことのない疲労感を覚え、里親としての限界を感じた。そうした中コモンセンス・ペアレンティングとの出会いがあり、このことが里子養育の上に非常に有効であることが分かり、この手法を使うことによって、これまでより格段に養育しやすくなったという。




また何故親(里親)は養育においてイライラするのかと問題提起し、それは子供が親の期待したように行動しない、育たないからであるとし、それには親の期待値を下げることから始まる。親の期待値を下げ、子供のできないことに目を向けるのではなく、できることを喜び褒めることが大切だと説いた。


そして里子たちの問題行動を改めるために、里親が指示するのではなく、よく話し合って自分で決めさせ、決めたことができたらよい結果を与え、できなかったら悪い結果を与えるなど、杉江委員が行った具体的事例を挙げて話された。




まとめとして、これからは益々育てにくい里子が増えてくると思うので、これからの里親は被虐待や発達障害などの勉強が必要だということ。これまでは愛情と忍耐そして信仰があればとても良い養育ができたが、現在はそれに加えて養育スキルの向上が不可欠であり、養育スキルの向上にはコモンセンス・ペアレンティングが非常に有効なので、各地各方面での開催と受講を切に望まれて講演を終えられた。






2015年11月13日金曜日

R178 里親研修会








立教178年9月25日(金)13時より、河原城会館1階講堂を会場に「知っておきたい里親としての法律知識」と題し、奥田栄治氏(天理教甲西分教会長・名古屋法律事務所事務局長・教会長おたすけ相談室相談員)を基調講演講師に迎えて開催した。

講演の項目は
1、児童虐待防止法とは
2、児童福祉施設最低基準
3、懲戒権
4、里親による虐待
5、防御
6、通告義務と守秘義務
であった。




奥田氏も里親であり、天理教里親連盟の会員であるので、里親のことを理解いただいた視点での法律知識をご教授いただけたことが今回の最大の特徴である。問題が起きたときの対応や、心の持ち方、事前の予防策を具体的に聞かせていただき、基調講演後の質疑応答では、より具体的な質問が多く出て、集まった里親の方々の日頃のご苦労がひしひしと感じられた。

そして何よりわれわれ里親が普段何気なく当たり前に過ごしていることも、もしかして過失があるかも知れないと振り返る質問もあり、この頃は、里親や里子が裁判沙汰に巻き込まれるケースも報告されているので、今後も必要な研修であると大いに感じた。




われわれ里親は、児童相談所そして里親会と緊密な連絡を取り、良い関係を保つことによってわが身を守ることにつながっている。児童相談所への各種報告はとても煩雑に感じるかも知れないが、反面何かのときには里親の冤罪を証明する証拠にもなるので、大切に、そして確りとその義務を果たすべきである。

受講者は74人であった。




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【立教178年度 里親研修会 アンケート集計結果】


開催日:立教178年9月25日(金)午後
アンケート回答者 23名/参加者総数 54名中(回収率:43%)
回答者(23名)内訳
男性 12名(30代:1名、40代:2名、50代:3名、60代:5名、70代:1名)
女性 11名(30代:1名、40代:2名、50代:6名、60代:2名)

本日の研修会は、全体を通していかがでしたか?

【 大変満足 】 4名
・大変勉強になった(30代男性)
・コメントなし
【 満足 】 11名
・とてもよかった(60代男性)
・少し聞き取りづらかったが、内容がよかった(70代男性)
・いろいろと勉強になった(30代女性)
・うなづくことばかり。里親の大切さや難しさ、実態など考えさせられた(40代女性)
・コメントなし
【 普通 】 6名
・知らない知識を頂けてよかった(50代男性)
・質疑応答の切実な相談は身近な問題として参考になった(60代男性)
・少し聞き取りにくいところがあった(50代女性)
・コメントなし
【 やや不満 】 1名
・声が聞き取りづらかった(60代男性)
【 不満 】 0名
【 未選択 】 1名
・コメントなし

奥田先生のご講演は参考になりましたか?

・参考になった。ありがとうございました(40代男性)
・守秘義務より通告義務が勝るというところ(50代男性)
・小学4年生女子と距離を持って生活することなど知らなかった(50代男性)
・部屋がないので、今まで実子、里子、里親、雑魚寝状態だった(50代男性)
・マイクとスピーカーの調子なのか、音が聞き取りにくかった(60代男性)
・少し声が聞き取りにくかったが、大筋参考になった(60代男性)
・参考になったが、もっと具体的な事例がほしかった(60代男性)
・実例を挙げてお話しになっていたので、とてもわかりやすかった(70代男性)
・もう少しいろいろと、詳しくお聞きしたかった(30代女性)
・お道の教えもふまえ、実体験も交えてわかりやすくとても参考になった(40代女性)
・お道の話も交えて、法律のお話を聞かせていただけてよかった(40代女性)
・言葉が少し聞き取りにくかったですが、とても参考になった(50代女性)
・中1女子が長期外泊しており、10月から受託予定。大変参考になった(50代女性)
・もう少しはっきり話してほしい(50代女性)
・大変参考になり、施設現状はその通りだと思った(60代女性)

今後どのような研修会や講師を望まれますか?
また、養育上でのお悩みなどございましたらお書きください。

・いろいろな研修をお願いします(40代男性)
・発達障害について(30代女性)
・自立後のこと(50代女性)
・里子養育上で良く育った事例をよく見聞きするが、問題が起こったときの対応や心の持ち方、事前の予防策を、本日のように具体的に聞かせていただける研修を今後も望む。シリーズでお願いします(50代女性)
・今回初めて参加させていただいた。教会なので、神様にお育ていただいていることを感じつつ、先暗示せず養育している。今のところは悩みは特にない(50代女性)
・法律的なことは役に立つ。もっと研修会で取り上げてほしい(60代女性)
・地域には天理教以外の里親さんが沢山おられる。けっこう天理教の里親さんは「天理教だけで孤立してよくない」と批判的なことを言われている。もっと低い心で望むべきだと思う(60代女性)

天理教里親連盟に対するご意見、ご要望などご自由にお書きください。

・これから里親になりたいと思っているので、とても参考になった(30代男性)
・真実告知は絶対にしなければならないのか(60代男性)
・みんながいろんな話ができる、お茶飲み会のようなものがほしい(30代女性)







2015年7月1日水曜日

第9回専門研修会開催



天理教里親連盟では、第9回専門研修会として6月24〜25日の両日、川原城会館において『ボーイズタウン・コモンセンス・ペアレンティング学齢期版初級指導者養成講座』を開催しました。

午前9時より受付、9時30分より開講式。梅原副委員長の挨拶、講師紹介に続き、堀健一先生によるプログラムの講義を昼食をはさんで午後6時30分まで熱心に受講し1日目を終了しました。

25日は午前9時15分より、受講者が分担されたセッションの模擬講義とスキル練習を、講師やファシリテーターのアドバイスを受けながら行い、6時15分終了。引き続き閉講式で修了証を受け取り2日間の研修会を終了しました。

受講者は31名、スタッフは11名でした。





CSP紹介講座開催





5月26日、月次祭後川原城会館にてCSP紹介講座を開催しました。講師は里親連盟西森委員。

CSP紹介講座とは、里親連盟ではこれまでにもCSP幼児版指導者養成講座を開催してきましたが、その指導者の方々へのフォローアップと、さらには指導者にはならないが実践していきたいと考えている方々へのCSPの紹介という2つの目的があります。




今回の参加者は28名。参加された方々の感想は、まず実践していきたい、7回連続講座を受けたい、できれば指導者を目指しておたすけに役立てていきたい、というものでした。



里親連盟では9月にも今年度2回目の紹介講座を予定しています。養育に悩む多くの里親さん方への一助になれるよう、広く紹介していきたいと計画しています。






2015年6月6日土曜日

立教178年里親連盟分科会(年度総会)


平成27年4月25日(日)、午後2時15分より東右一棟地下一階合併教室において【里親連盟分科会(年度総会)】が開催されました。

開講直後、参加者全員で「里親信条」を奉唱。

「委員長挨拶」では、挨拶に立った杉山委員長はまず連盟会員の日頃の労をねぎらわれ、里親連盟の現委員会がすでに暫定委員会であることを説明された上で、在任中の新たな教区里親会の発足や各種里親研修会の開催について、また連盟ホームページの開設等、現委員会が発足してから今日までの活動実績を紹介されました。




その後、平成26年度の「活動報告」と「会計報告」「監査報告」があり、続いて平成27年度の「活動計画」「予算計画」が発表されました。

また、福祉課が社会福祉課へと名称が変更されたことに伴い、里親連盟の「規約改正」の審議がなされました。




「講演」では、『大きなたすけ』というテーマのもと、天理教旭日大教会長・岡本善弘先生が演壇に立たれました。

岡本家は逸話篇86「大きなたすけ」にあるように、旭日大教会初代会長夫人岡本シナ先生が「人の子を預かって育ててやる程の大きなたすけはない」との教祖のお言葉を承って預かり子をお世話されたお話がとても有名で、教祖と岡本シナ先生とのこの御逸話は、お道の里親が心の拠り所とさせていただいている大切なお話でもあります。




この日先生は、岡本家の信仰について、そして「赤着を戴いた話」や「預かり子の話」についてとても丁寧にお聞かせくださいました。さらにその後の質疑応答では、終始和やかな雰囲気の中、あわせて12件の質問が飛び交うとても活発なやりとりがなされました。




「事務連絡」では、司会から6月24日(水)〜25日(木)「CSP指導者養成講座」(学齢期版)開催の案内があり、最後に富松副委員長の「閉会挨拶」で今年の【里親連盟分科会(年度総会)】は閉会しました。参加者は50名でした。








2015年3月6日金曜日

第7回教区里親リーダー研修会


2月25日、川原城会館にて60名の参加をいただいて午後1時より「第7回教区里親リーダー研修会」が行われました。



三殿遥拝、天理教里親信条唱和、杉山委員長挨拶の後、児童養護施設遥学園・児童指導員の中井良次氏を講師に迎え「子どもたちの性と生を豊かに育む」との演題で1時間半にわたり講演をいただきました。


中井良次氏の講演は、おそらく参加者の多くが初めて聞くお話ではなかったかと思います。氏が用意された『子どもの性意識はここまで進んでいる』のレジメに目を通しつつ、児童養護施設での生々しい出来事や、LINE等ネット社会での複雑な問題を、一つひとつ丁寧にお話しくださいました。とくに小学生の妊娠問題やテレクラの実態についてのお話には、参加者も驚きの表情を隠し得ませんでした。

また、氏が講演のつかみとして考案した小テスト『いまどきの子ども許容度チェック2013』を参加者全員で行い、その〈得点による評価〉には会場から笑いも起こっていました。




氏は、これからの性教育は強制や禁止ではなく、コミュニケーションの時代だと説かれました。これは多くの里親が学んだわかりやすい子育てに似ていると頷いた人も少なくなかったでしょう。子どもの言うことを否定したり、説教したくなるけれど、それを受容し、共感し、勇気づけて褒める行動。聞いてあげる、頷く、相槌を打つ、アイコンタクトをする、ちゃんと聴いてるよと、子どもたちと向き合いながら会話が続く心地よい姿勢でディスカッションできる能力のある大人を目指しましょうと訴えた話でありました。






休憩をはさみ、その後はブロック別に分かれ「地域里親会との関わり」「里親手当」「虐待」をテーマにグループトークが行われました。今回のグループトークで話し合われた内容は、お道の里親活動を考える上での共通認識として各教区へとお持ち帰りいただきました。






最後に杉山委員長から「教祖は〝人の子を預かって育ててやる程の大きなたすけはない〟と仰せられました。お道の里親は天理教里親信条の4つの項目をしっかり心に治めておたすけ活動を推し進めていきましょう。ちょっとお節介な人になって地域の里親会にも積極的に参加しましょう」と声をかけ、グループトークを締めくくりました。



閉会にあたり高見福祉課長から挨拶をいただき、交流会では各教区の里親リーダーたちが親睦を深め、今年の教区里親リーダー研修会は無事終了しました。