2016年11月18日金曜日

第4回ミニ講演型里親サロン開催

天理教里親連盟では、10月25日午後2時〜4時、社会福祉課第五会議室において、4回目となる『ミニ講演型里親サロン』を開催した。

今月は西森律身委員の「委託児童の自立に向けて」がテーマ。




西森委員は里親活動についてまず、

「親神様・教祖からご縁をいただいて、お前たち夫婦で育ててくれよということで与えていただいた子どもだということを心に治めるということがものすごく大切だと思う。短期であろうが長期であろうが、障害があろうがなかろうが、実の親の存在があるのかないのか、そういった条件は関係なくて、一度わが教会の門をくぐった子どもたちは、やはり親神様・教祖からご縁をいただいたということを強く心に持つことが大事なことであり、私たち信仰者の里親活動の基本だと思う」

とお道の里親としての心構えについて述べられた後、委員自らの養育事例をいくつか紹介された。




現在、西森委員の元から二人の里子が自立を迎えたが、それぞれ実親が育てられない子どもたちだという。徳島県では自立を迎えた里子の世話(携帯電話やアパートの保証人等)は実親がしているケースがほとんどだが、西森委員の場合は実家がわりに預かっている。元里子の子ども(里孫)を定期的に預かったりしながら、自立した後も教会の青年会行事などに参加してくれるようになったという。

「結論としては、措置解除になってからどのように付き合っていくか、それが私たちお道の里親の養育児童の自立についてのテーマであり、それしかない」

「本当に困ったときに頼りにしてくれる、悩みがあるときには言ってくれる間柄になることが、たぶん行政のいろんな諸策は別にして、そういった心の関係を持つことが養育児童の自立に向けて私たちがしなければならない、またさせてもらいたい、一番の大きな仕事なのかなと思う」

と、まとめられた。




当日は、ひのきしんスクール委員や天理教の里親活動についての卒業論文を執筆する大学生が参加。フリートークでは、措置解除後の里子たちとの関わりについて活発な意見が飛び交い、話し合いが行われた。

参加者は6名(委員含む)だった。






2016年11月17日木曜日

R179 里親研修会




9月25日(日)午後1時より、河原城会館において「Q&A 信仰生活と里親活動」と題して里親研修会が開催された。



事前に会員よりいただいた質問から、「教会行事への参加について」「金銭問題について」など7項目について連盟委員より問題提起があり、その中からいくつか選んで、養育している里子の年代別にわけられたグループで活発に意見交換がなされた。




その後全体発表でグループ内でどのテーマでどのような意見が出たのか発表された。どのグループも、進行係が発表に苦慮するほど多彩な意見が出たようだ。





そして最後はパネルディスカッション。杉山連盟委員長を始め連盟委員6名が登壇し、富松副委員長の司会により「養育手当の取り扱いについて」「スマホの所持について」など多方面にわたって意見交換がなされ、4時30分までの3時間半、休憩することも忘れるほど話し合いに熱中した。会員諸氏それぞれがさまざまな問題に直面し、それを乗り越えるべく奮闘していることがよくわかった。






今回の研修会でのそれぞれの意見は、実際に起こった問題に対して真摯に取り組んできた結果であって、それぞれが非常に貴重で興味のあるものだった。
尚、今回の参加人数は48名であった。

里親連盟では里親個々のスキルアップを図るため、年に2回の研修会と毎月のサロンを行っている。会員諸氏にはこぞって参加をしていただきたくお願いをする。






2016年11月9日水曜日

里親連盟養育講座開催


9月25日(日)10時より、河原城会館において里親連盟養育講座「イライラしない子育て講座」が、杉江健二・里親連盟委員を講師として開催された。



杉江氏はまず、しつけの効果が低い親子関係として、「誉める:問題を正す(叱る)=1:6」をあげ、多く叱れば多く良くなると思っている人が多いが実際はその逆で、しつけの効果が高い親子関係は『誉める:問題を正す(叱る)=6:1』つまり6誉めて1叱ることが理想であり、それに近づけていくことが大切であると説く。人はどうしても目立つところ(問題行動)に目が行きがちであるが、目立たないところ(適応行動)を意識し、誉めることが大切であるとする。 




その実践方法として「オットセイ理論」をあげた。オットセイ理論とは「『おおっ!』+行動描写」であり、具体的には、朝起きてきた子どもに対して「おおっ!起きてきたんだ」。宿題をしている子どもに対して「おおっ!宿題やってるんだ」など。




また、子どもとの会話を上手く弾ませるコツとして、「プラスα応答法」をあげた。これは子どもの言った言葉を復唱し、なおかつプラスαの言葉を足して返答し、会話を膨らませる方法である。例えば子どもが「死にたい」と言った場合、「そう死にたいんだ。そう思うほど、今、辛いんだね」「いつからそんな辛い気持ちを抱えていたの」とプラスαの応答をすれば会話が続いていくという。



さらに杉江氏は、相手に対する観方を変える「リフレーミング」を提唱する。親自身が、子どもに対して否定的な観方を肯定的な観方に変えることによって、良好な親子関係が築けるというのである



最後に、現代は「愛情」「情熱」「忍耐」に、プラス「コツ」だとする。その「コツ」を学ぶことによって、子育てがスムーズに行く。子育ては学ぶ時代になったのだと締めくくった。

杉江氏の興味深い話に、2時間があっという間に過ぎ、終講となった。
尚、参加人数は50名であった。