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第5回ミニ講演型里親サロン開催

天理教里親連盟では、11月25日午後2時〜4時、社会福祉課第五会議室において、5回目となる『ミニ講演型里親サロン』を開催した。今月は渡部修委員の「愛着形成の重要性」がテーマ。




渡部委員はまず、
「愛着障害とは、乳幼児期に長期にわたって虐待や放置を受けたことにより、保護者との安定した愛着が絶たれたことで引き起こされる障害。愛着障害を示す子供には衝動的・過敏行動的・反抗的・破壊的な行動がみられ、情愛・表現能力・自尊心・相手に対する尊敬心・責任感などが欠如している場合が多い。他人とうまく関わることができず、特定の人との親密な人間関係が結べない、見知らぬ人にもべたべたするといった傾向もみられる。子どもの頃に得るはずだった他者、特に養育者に対する安全感・安心感を会得することができなかったために引き起こるともいわれる。この愛着障害は抑制型と脱抑制型のふたつのタイプがあり、一つには人との関わりにおいて適切な形で関係を開始したり反応したりできず、過剰に警戒心を抱き、誰とも親しい関係になれない傾向がある。また一つには他者との適度な距離感が理解できず、警戒心なく広く人間関係を形成しようとして、知らない人に話しかけたり、なれなれしく対応し、過剰にべたべたしたりする。これら二つのタイプは他者との適切な距離感がとれず、非常に不安定なのが特徴であり、人間関係の構築につまずきが出てくる」
と愛着障害の定義について述べられた後、委員がこれまで関わってきた事例をいくつか紹介された。




2歳前の男児。乳児院からの措置。運動会のときちょっと目を離すといなくなってしまう子。知らない叔父さんに抱っこされて「この子のおとうさん、おかあさん、誰〜?」って連れてこられた。その間何をしていたかというと、全然知らない人のところに行ってお弁当を食べていたり、果物を食べたりを繰り返していた。また別の日、置き薬屋さんと仲良くなって、その車に乗っていったりもした。

生後11カ月に委託され、現在6歳。育児放棄の子ども。母親が行方不明となりわが家に。公汎性発達障害。本来ならすごく辛い現実を6歳ながらさらっと受け入れてくれている様子に、幼い頃から私たち里親と積み重ねてきた愛着の絆の賜物であろうと感じられた。




他にもいろいろな事例を紹介されたが、最後に、
「子どもの虐待の影響というのは、幼児期には反応性愛着障害として現れて、小学生くらいになると多動性の行動障害がみられるようになり、思春期になってくると乖離や外傷ストレス障害が明確になってきて、そのうち非行にもなっていくといわれていて、私も勉強させていただいた」
とまとめられた。

参加者は6名(委員含む)だった。





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