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第4回ミニ講演型里親サロン開催

天理教里親連盟では、10月25日午後2時〜4時、社会福祉課第五会議室において、4回目となる『ミニ講演型里親サロン』を開催した。

今月は西森律身委員の「委託児童の自立に向けて」がテーマ。




西森委員は里親活動についてまず、

「親神様・教祖からご縁をいただいて、お前たち夫婦で育ててくれよということで与えていただいた子どもだということを心に治めるということがものすごく大切だと思う。短期であろうが長期であろうが、障害があろうがなかろうが、実の親の存在があるのかないのか、そういった条件は関係なくて、一度わが教会の門をくぐった子どもたちは、やはり親神様・教祖からご縁をいただいたということを強く心に持つことが大事なことであり、私たち信仰者の里親活動の基本だと思う」

とお道の里親としての心構えについて述べられた後、委員自らの養育事例をいくつか紹介された。




現在、西森委員の元から二人の里子が自立を迎えたが、それぞれ実親が育てられない子どもたちだという。徳島県では自立を迎えた里子の世話(携帯電話やアパートの保証人等)は実親がしているケースがほとんどだが、西森委員の場合は実家がわりに預かっている。元里子の子ども(里孫)を定期的に預かったりしながら、自立した後も教会の青年会行事などに参加してくれるようになったという。

「結論としては、措置解除になってからどのように付き合っていくか、それが私たちお道の里親の養育児童の自立についてのテーマであり、それしかない」

「本当に困ったときに頼りにしてくれる、悩みがあるときには言ってくれる間柄になることが、たぶん行政のいろんな諸策は別にして、そういった心の関係を持つことが養育児童の自立に向けて私たちがしなければならない、またさせてもらいたい、一番の大きな仕事なのかなと思う」

と、まとめられた。




当日は、ひのきしんスクール委員や天理教の里親活動についての卒業論文を執筆する大学生が参加。フリートークでは、措置解除後の里子たちとの関わりについて活発な意見が飛び交い、話し合いが行われた。

参加者は6名(委員含む)だった。






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