天理教里親連盟では、3月25日午後2時~4時、社会福祉課第五会議室において『ミニ講演型里親サロン』を開催した。3月は岩城委員の「長期養育について」がテーマ。この日の参加者は9名だった。以下、要旨。 13年前に里親登録。2歳3ヵ月の女児と生後10ヵ月の女児を乳児院から預かる。二人は姉妹。 上の子は言葉がおぼつかない子であったが、今はちゃんと話せるようになった。今年で13年お預かりしている。 また、9年前に3歳の女児を施設から預かる。7年前に3歳の男児。一時保護所からわが家にきて、そのままずっといる。 上の二人は小学生のときに実親が現れて、子どもと一緒に生活するということになって告知をした。児童相談所で会う前に近くの公園で二度実親に会わせた。親たちはこれを機に入籍するということで頻繁に外出をしていたが、入籍後別れてしまった。それまで子どもたちに対して「あなたの部屋はここ、あなたはここ」というように夢を膨らませていたが、面会に一度も来なくなった。 中一の女の子は私生児でお母さんは癌で亡くなられた。お父さんはわからない。おばあちゃんとおじさんが市内にいて、ときどき面会に来てくれる。 小学校五年生になる男の子はおじいちゃんとおばあちゃんがときとぎ面会に来てくれる。 長期は関わりが長いが、これといった問題行動というのもなくて、4人とも順調に育っている。ありがたいことだなと思っている。