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第7回教区里親リーダー研修会


2月25日、川原城会館にて60名の参加をいただいて午後1時より「第7回教区里親リーダー研修会」が行われました。



三殿遥拝、天理教里親信条唱和、杉山委員長挨拶の後、児童養護施設遥学園・児童指導員の中井良次氏を講師に迎え「子どもたちの性と生を豊かに育む」との演題で1時間半にわたり講演をいただきました。


中井良次氏の講演は、おそらく参加者の多くが初めて聞くお話ではなかったかと思います。氏が用意された『子どもの性意識はここまで進んでいる』のレジメに目を通しつつ、児童養護施設での生々しい出来事や、LINE等ネット社会での複雑な問題を、一つひとつ丁寧にお話しくださいました。とくに小学生の妊娠問題やテレクラの実態についてのお話には、参加者も驚きの表情を隠し得ませんでした。

また、氏が講演のつかみとして考案した小テスト『いまどきの子ども許容度チェック2013』を参加者全員で行い、その〈得点による評価〉には会場から笑いも起こっていました。




氏は、これからの性教育は強制や禁止ではなく、コミュニケーションの時代だと説かれました。これは多くの里親が学んだわかりやすい子育てに似ていると頷いた人も少なくなかったでしょう。子どもの言うことを否定したり、説教したくなるけれど、それを受容し、共感し、勇気づけて褒める行動。聞いてあげる、頷く、相槌を打つ、アイコンタクトをする、ちゃんと聴いてるよと、子どもたちと向き合いながら会話が続く心地よい姿勢でディスカッションできる能力のある大人を目指しましょうと訴えた話でありました。






休憩をはさみ、その後はブロック別に分かれ「地域里親会との関わり」「里親手当」「虐待」をテーマにグループトークが行われました。今回のグループトークで話し合われた内容は、お道の里親活動を考える上での共通認識として各教区へとお持ち帰りいただきました。






最後に杉山委員長から「教祖は〝人の子を預かって育ててやる程の大きなたすけはない〟と仰せられました。お道の里親は天理教里親信条の4つの項目をしっかり心に治めておたすけ活動を推し進めていきましょう。ちょっとお節介な人になって地域の里親会にも積極的に参加しましょう」と声をかけ、グループトークを締めくくりました。



閉会にあたり高見福祉課長から挨拶をいただき、交流会では各教区の里親リーダーたちが親睦を深め、今年の教区里親リーダー研修会は無事終了しました。






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